「見切り発車」修行場。二次創作、オリジナルに関わらずジャンル混合短文置き場。 版権元とは一切関係ありません。
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ネタ未満な断片。
4主人公と初代主人公と、2つの紋章と。
捏造に捏造を重ねたり話の筋が微妙だったりとかなり人を選ぶ文章であるだろうということを追記しておきます。
4主人公と初代主人公と、2つの紋章と。
捏造に捏造を重ねたり話の筋が微妙だったりとかなり人を選ぶ文章であるだろうということを追記しておきます。
「テッドを、取り戻したい」
油断した瞬間、奪うように右手を引っつかまれた。
その左手とともに抱えるように握り締め、抵抗しようとするも全くきかない。
「何をっ」
「全ての咎を背負おうとも、やりたいことがある!」
そういうが早く、海色の瞳が嵐のような深い色に変わる。それは決意、荒れた海原へと挑む瞳。
いや、渦の中へと飛び込むが如き一瞬。
「奪え!」
高らかに呼びかける。
「生と死を司る紋章よ、その魂を求めるのならば!俺の魂を奪ってみせろ!」
「なっ!?何を・・・やめろ!」
気の緩み、それは一瞬たりとも許されない。しかし彼はそれを許してしまった。
その隙を突き、生と死を司る紋章――ソウルイーターはその門を開く。
死地への扉を。
若草色のバンダナが揺れる。
そして次には色すら分からない、闇だけがそこに。
「奪え」
謡うように告げる。
「償いと許しを司る紋章よ。全てを許し、全てを受け止めてきた俺がこれから為そうとすることに、罰を」
無理やり押さえ込んでいる彼の右手と、自身の左手を見ながら。一つ息を飲み込んで、厳かに。
「罰の紋章よ。俺の魂を、奪え」
そして赤色の闇が飲み込んだ。
2つの闇が互いに1つの魂を喰らおうとする。
体の中から深海の底にまで引きづられていかれる感覚と、外の無限なブラックホールへと引き寄せられる感覚が海色の瞳の彼に宿った。
「奪え!」
どくん、と嵐の海のように体が波打つ。
それでも叫ぶことをやめない。
「やめろ・・・」
若草色のバンダナをした少年は、必死に一つの闇を抑えようとしている。しかし弱々しく呟かれるその声に闇は反応しない。
「止めるな」
海色の瞳をした彼は、対する少年に向かってはっきりと言った。
その顔は苦痛に歪んでいるのに。
「もしも止めれば、その瞬間。俺は罰の紋章に喰われる」
更に闇が彼を襲う。
ぐっと歯をかみ締めた。血が出そうなほどに強く。
「食い合おうとするからこそ、その均衡にあるからこそ、俺はこうして今立っている」
すっと目を細めた。
「均衡し、引き合い、2つの力が互いに己の領域を拡大し始めれば――俺の勝ちだ」
引き締めた口元から赤い液体が一筋流れた。
「2つの紋章が、俺の魂を奪い合う。そして、2つの力が引き合った結果、顕在化する」
紋章の闇が顕在化すれば、そこに現れるものは――
「紋章たちよ!俺の魂を喰らおうとするのなら、その力を示してみろ・・・奪ってみせろ!」
紋章の力のどちらかが勝れば、その瞬間彼の魂は勝った紋章に喰われるだろう。
それは、世界への挑戦だった。
世界の摂理たる紋章への、挑戦。
そして、ソウルイーターと罰の紋章、互いのアイデンティティの競い合いでもあった。
――2つの紋章の力が拮抗し引き合い続けたその時、そこに現れた闇とは――
―――
紋章の魂を食らう力を利用して互いに同じ魂を喰らわせ、その闇を顕在化させてテッドを取り戻そう計画。
の、ネタ(笑
この結末は、もしかしたら賭けに負けて4主人公がどちらかに食われてしまうのかもしれません(酷
賭けに勝てば、懐かしい顔に出会うことができるのかもしれません。
4主人公がおっとこまえ・・・じゃない?(聞くな
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