「見切り発車」修行場。二次創作、オリジナルに関わらずジャンル混合短文置き場。 版権元とは一切関係ありません。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ソウルクレイドル裏ルート in オウビスカ城改め魔悔堕地城
前世ネタ。
リハビリ、リハビリ。本当に文字書けない。
前世ネタ。
リハビリ、リハビリ。本当に文字書けない。
城中の煌びやかな装飾の全てに見向きもしなかった喰世王が、たった一つだけ目を留めた部屋があった。
「どうしたんだよ、相棒?」
訪れた気まずい沈黙に耐えかねてギグが話しかけても返事はなく、ただ一つの扉を見つめ続けている。
それは決して豪華ではなく、むしろ簡素でしかししっかりとした扉がどっしりと構えていた。あまり立ち寄る人もいないのか、どこか埃くさい。
その扉は城の上層部に、人目を避けるようにひっそりとあった。
「理不尽だよね」
嘲笑うような含みを乗せて、喰世王は一言だけ口にした。
それ以上は死神に問われても何も言わず、何もなかったかのように、その場で起こったことの全てが無かったことになったかのように、その場を後にした。
――そこは、赤禍に侵されたメディアンの子が最期の時を過ごした部屋。
喰世王が立ち去った後には、鉄錆の匂いが少しだけ残って、そしてもう、何も残らなかった。
・・・”二度”も自分を否定したこの世界の全てを、
PR
この記事にコメントする