「見切り発車」修行場。二次創作、オリジナルに関わらずジャンル混合短文置き場。 版権元とは一切関係ありません。
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14日まで何とかバレンタインネタを持続させてみよう企画その2
ペルソナ3 1月も終わりのアイギス
ペルソナ3 1月も終わりのアイギス
「バレンタインチョコ」
口に出して言ってみると、何とも不思議な感じがする。
アイギスはポロニアンモールに広がる甘い香りの雰囲気に目を凝らした。
1月ももうすぐ終わり、チョコレートがショーウィンドウに並び始めている。この先来るであろうバレンタイン・ディにむけて。
ゆかり曰く、バレンタイン・ディとは「好きな人にチョコレートを送る日」であると。
アイギスも『好きな人』にチョコレートを送らねばなるまい。
「美鶴さん、ゆかりさん、風花さん、順平さん、真田さん、天田さん・・・・・・コロマルさんは大丈夫でしょうか?」
指折り数えて考える。
そして、あの人のことも。
「好きな、人・・・」
あの人に抱く気持ちが今、どんなものか、アイギス自身でも理解は出来ていない。
だが、それでもいいのだ。今のアイギスはこれからその気持ちを知っていくのだから。
――『特別な男の子には、特別なチョコレートをあげるんだよ』とも、ゆかりさんは言いました。
アイギスにとってあの人は特別な存在。
しかし、それはゆかりの言う『特別』に当てはまるのだろうか?
アイギスには、あの人に『特別なチョコレート』を送る資格があるのだろうか?
アイギスは考える。
その答えを出すためにも、1月を終わらせるのだ。
―――――
アイギスにとって実は深く考えなくてもいいことなのかもしれない。
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